小堀鐸二研究所

制震装置の開発・販売

当社は、豊富な知見と経験を活かし、建物の揺れを小さく抑える制震構造の研究開発成果に日々改良を加え、多くの建物への適用を図っています。



HiDAX

hidaxHiDAXは、従来型のオイルダンパに流量制御機能を持たせた高性能オイルダンパです。微細な揺れから震度7クラスの大地震まで幅広くかつ素早く対応します。さまざまな設計条件やニーズに対応したラインナップを取り揃えています。
従来のパッシブ型オイルダンパでは、減衰係数(オイルダンパの減衰特性)の値が一定であり、その値が大きすぎるとダンパはバネのような挙動をし、小さすぎるとほとんど力を発生しないというように、最適な減衰係数が揺れの大きさによって異なり、それがパッシブオイルダンパのエネルギー吸収量の限界になっていました。HiDAXは減衰特性を可変とするセミアクティブ型であり、最適なタイミングで減衰係数を切替えることにより、パッシブ型オイルダンパの約2~4倍のエネルギー吸収能力を実現しています。

HiDAX発展

HiDAX-R



HiDAX-s

HiDAX-e

HiDAX-u



HiDAM



ハニカムダンパ(HDS)

duox

ハニカムダンパは、壁や梁などの構造躯体に組込み、揺れを吸収させるシステムで、建物に加わる大地震のエネルギーをダンパで吸収することによって、建物本体の損傷を防ぎます。



オクトブレース

duox「オクトブレース」はホリー株式会社(現 株式会社タカミヤ)と当社が共同開発した、超高層から低層建物に対応した制震性能を有した構造部材、座屈ブレースです。2017年3月27日に一般財団法人日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得し、広く一般に構造部材として使用できる座屈拘束ブレースや制震ブレースとして、その性能が実証されています。
超高層ビル等に活用できる高層建物用の「高軸力タイプ」と、床面積が大きい物流倉庫や中低層建物等の「低軸力タイプ」の2種類があり、新築建物のみならず、耐震補強用としても使用可能です。



イクステンダム

地震時のエネルギーを吸収し、柱・梁の付加を軽減、かつ地震の揺れを抑制する制震用鋼板ダンパです。 靭性に富む鋼材(低降伏点鋼LY225)を使用し、Xtendam(イクステンダム)を設置することによって、鋼板を降伏させ、地震時のエネルギーを吸収します。



DUOX

DUOX(デュオックス)は振り子原理を応用したハイブリッド制震システムです。 高層・超高層ビル特有の周期の長い大きな風揺れを抑えるため、特に上層階に住宅をもつオフィス、ホテルなどの質の高い居住性が求められる建物に適しています。



TRIGON

おもりを吊り下げるのでなく、おもりにV字型レールを取り付けてローラ上で振り子運動をさせる、錘駆動式ハイブリッド制震システムです。 建物の固有周期におもりの振動周期を合わせ、モータで駆動しその振動制御力により主に風揺れを低減します。